２０２１年紅葉シーズン・日々移り変わる紅葉の姿を見つめ続けた日々。

紅葉が遅れている中で、モミジの鮮やかな姿が見られ始めたのがこの頃でした（２０２１年１０月８日・尾瀬ブナ平にて）。

モミジが緑から赤や黄色へと移り変わってゆく頃の姿が神秘的で好きです（２０２１年１０月８日・尾瀬ブナ平にて）。

ブナの木のそばで紅葉の姿を魅せる秋のモミジの光景はいつ見ても美しいものです（２０２１年１０月８日・尾瀬ブナ平にて）。

巨大なブナの原生林に寄り添うモミジの光景には、やさしさと美しさと奥深さがあります（２０２１年１０月８日・尾瀬ブナ平にて）。

巨大なブナの原生林に鮮やかで美しい色どりを添えるもみじ。やはり、紅葉の主役ですね（２０２１年１０月８日・尾瀬ブナ平にて）。

秋の紅葉の主役を務めるモミジ。本当に素晴らしい樹木ですね（２０２１年１０月８日・尾瀬ブナ平にて）。

落ち葉の中を流れ落ちる最奥の深山の清流。秋の雰囲気満点です（２０２１年１０月８日）。

もうすぐ１０月１０日になろうというこの時期に、標高約１４００ｍ付近の尾瀬ブナ平で、まだ青々としている原生林の姿が日々続いていることに、ただただ驚くばかりでした（２０２１年１０月８日・尾瀬ブナ平にて）。

数年前は、１０月８日頃といえば尾瀬野(標高約９５０ｍ）の迎えの檜枝岐川渓谷の紅葉が見頃になる季節です。いかに今年のいや近年の紅葉が遅れているかを、しみじみと感じた今年の紅葉の姿でした（２０２１年１０月８日・尾瀬ブナ平にて）。

尾瀬ブナ平の下部・御池古道の姿です。まだ青々としていて、ようやく紅葉の姿が見られ始めた頃でした（２０２１年１０月８日・尾瀬ブナ平にて）。

この頃、ようやく紅葉の色付きが始まってきたことが遠くからでもようやく見えてきた、燧ケ岳の麓の標高約１５００ｍあたりの山々の姿です（２０２１年１０月８日）。

１０月８日(金）の早朝、天候は晴れ。前日が休みだったため、朝早く尾瀬ブナ平の紅葉を見に出かけました。ブナ平の上部、標高約１４００ｍ付近から上では、モミジが見頃を迎え始めており、まだまだ緑の姿が目に付く中モミジの赤や黄色の姿がとても美しく見えた日でした。確かに今年の紅葉はいまいちで、だめかもしれないという言葉があちこちから聞こえてはいましたが、私の心の中にはそれはありませんでした。漆やツタウルシ系統は確かに色艶がいまいちでいつもの年の美しさは見られませんでしたが、必ずや紅葉の主役を務めるモミジが、遅れてやって来る紅葉の最後の頃を驚くほどの鮮やかさで色づいて、鮮やかに山々を染めてくれると信じていたからです。紅葉は日々移り変わり、極端に言えば、見頃は一瞬です。人間の人生も厳しい坂を上り詰めてゆく日々は延々と続き、頂を喜び楽しむ姿はあっという間に過ぎてゆくことに似ていると思います。雪解けとともに木々が芽吹き、鮮やかな新緑の姿となり、厳しい暑さの夏の濃い緑の季節には緑の大自然の景観を見せてくれる原生林。葉が落ちゆく前に、これほどの美しい紅葉の姿を人間に魅せてくれる自然。枯れ行く前に、とてつもない生命力で美しい紅葉の姿を魅せてくれているように見えます。また、枯れ果てて落ちてなお輝く紅葉の姿からは、秋から冬へと向かう四季折々の自然の流れの素晴らしい奥深さを感じます。

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